2010年 04月 25日
大島小松川公園 東の空、東のみどり。
 気の利いた芝生って、つまりこんな感じじゃないだろうか。

 この公園に来るとそう感じます。

 大島小松川公園は都営地下鉄新宿線の東大島駅を降りてすぐのところに広がっています。駅前に立ち並ぶ団地群の中を通り抜けて行く方が近道です。

 しかし、できれば荒川の河川敷に上がっていくことを、もし、天気がいい日ならば、荒川と中川を渡った次の駅、船堀駅で降りて江戸川競艇場を右手に見ながら船堀橋を渡っていくことをおすすめします。

 広々とした川を眺めながら歩く道は、それだけでも足を運んできた価値があると言っても過言ではないこの公園へのアプローチです。

 そしてこの大島小松川公園は、そんな景色にも負けないだけの地力を持った公園です。

 春には桜が咲き乱れる土手から公園に入ると、一面の芝生が広がります。

 隅の方には、バーベキューが出来る水場と、遊具がありますが、メインの広場には何もありません。芝生があるだけです。余計なものは一切ありません。

 周りは、様々な形状の中・高層の団地に取り囲まれています。ある意味、とても東京的な背景かもしれません。

「東京的」というのは、この場合住みにくいことを意味します。実際、この公園も高層団地が立ち並ぶ中にやむなく作られた防災施設、避難所といった側面があるようですが、ぼくは、ここに住む人のことがうらやましい。

 陽がさして、みどりがあるこんな場所が、いつでも、手の届くところにあるのですから。

 近くに住んでいなくても、この公園は、1日かけて楽しむだけの価値があります。バーベキュースペース利用の予約を取ってもいいと思います。

 公園にいるのにちょっと飽きたら、長めの散歩をすることをおすすめします。

 東大島の駅を南に歩くと、ほどなく仙台堀川公園に行き当たります。

 この運河に沿って作られた細長い公園は、自転車で通る人や、ベンチで座る人や、キャッチボールをする子供たちで平日でも人が大勢いる、地域に同化した公園です。

 そのまま歩いて砂町松本橋の交差点を右に曲がると、丸八通りにぶつかります。そこを越えれば砂町銀座商店街です。時分ともなれば、夕餉の買い物に出てきた人たちで、すれ違うのも難しいくらいの細い路地には、魅力的な商店が立ち並びます。コロッケやパンを買って、食べながら歩くのも、公園に戻って寝転びながら食べるのもいいでしょう。

 寄り道から戻ると、空が見える芝生が待っています。この広い芝生では、団地も適度な背景にすら見えてきます。

 緑と空と水。それ以上何がいるのだろう。東京の東のまんなかにある、この公園に来ると、そう感じます。

 しかも、ここには、それらは手付かずで、たっぷりあるのです。

 ♣♣♣

大島小松川公園(おおじまこまつがわこうえん)
*所在地:江東区大島9丁目、江戸川区小松川1丁目 TEL03-3636-9365(大島小松川公園サービスセンター)
*アクセス:地下鉄新宿線「東大島駅」下車 徒歩3分。

ミシュラン(☆3つが最高)
ひとり: ☆☆  線路の南側に広がる丘の方に登って、川面を眺めながらひと休み。なんて贅沢なひととき。
ふたり: ☆   ふたりでコロッケを食べたりしながら「東京の東側」を満喫する休日もなかなかでしょう。
おおぜい:☆☆  バーベキュースペースを使う場合は、予約が必要です。見晴らしのいい一日が過ごせます。
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by na2on | 2010-04-25 09:00 | 公園案内2


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